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トヨタ、米工場に1500億円投資 2017年4月10日 

 

トヨタ自動車は10日、米国ケンタッキー州の完成車工場に13億3千万ドル(約1500億円)を追加投資すると発表した。今夏に発売し、新たな開発・生産手法を採用する中型セダン「カムリ」向けの設備などを入れ替える。米国で今後5年で投じる100億ドルの計画の一部で、トヨタの発表文にはトランプ米大統領が評価するコメントも掲載された。新政権の圧力が和らぐ可能性もある。

ケンタッキー工場は1988年に稼働し、トヨタの米国工場として最大となる年間50万台を生産する。部品の共通化で効率と質を高める新開発・生産手法「TNGA」を採用したカムリの生産を6月から始めるのにあわせ、完成車やエンジンの生産設備を大幅に入れ替え、溶接ラインも刷新する。既に700人以上を新たに雇い、8200人の従業員が働いている。